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調査結果から見ると、会館の利用は週に2-3回が55.7%、5回以上23.4%と、会館通いが日課となっている人が多く、特に男性にその傾向が高く現れた。また、自宅から会館までの所要時間が40分以内の者が70%ほどであり、同じ寿城区内が65%もあり、利用者には会館周辺地域の在住者が多く、このような福祉施設を増設する必要性を示唆している。また、健康への関心の高さはもちろんであるが、性教育についても1割ほどの人が関心を示している。

さらに、会館を利用するようになってから生活に変化があったかを問う項目では、「変わった」が86.1%で、変化の内容としては、「肯定的になり家庭生活に満足するようになった」が39.7%、「子どもとの関係がよくなった」3.4%、「対人関係がよくなった」が34.5%、「自分の世界を作ることができた」が22.4%などである。

 

表20 高齢者ニーズ調査(1999年):大邱市老人総合福祉会館利用者

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資料:大邱広域市老人総合福祉会館「1999年老人利用者の欲求調査」

 

<以上、李誠國、金恵媛論文より>

 

 

 

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