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図1 大邱市の人口構造1995年

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2. 大邱市の高齢者福祉事業

(1) 高齢者福祉予算

大邱市の場合も1997年末からの経済崩壊の影響は大きく、市の予算総額は1998年、1999年と連続して減少しているが、福祉予算は増加している。

1999年の高齢者福祉の予算内容を見てみると、半分以上に当たる53.69%が敬老乗車料金の補助に当てられている。その他、施設事業に10.23%、敬老年金7.36%、老人総合福祉会館5.3%、敬老堂に5.2%である。

敬老乗車料金の補助を除けば、高齢者福祉予算の殆どが生活保護対象者と低所得層の生活保障に使われており、在宅介護関連の予算は極めて少ない。

 

表15 大邱市の高齢者福祉予算

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注:高齢者福祉予算のうち、1996年度には痴呆センターの設立費(27億8,500万W)が、1998年度には老人総合福祉会館の設立費(40億W)が合まれている。10ウォン≒1日本円。

資料:大邸広域市の予算

 

 

 

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