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そして、要介護高齢者の介護をする者についてみると、配偶者が42.3%、子女が25.0%、有償ヘルパーが21.2%、社会的サービスが4.8%、近隣等の者が6.7%となっている。

 

表13 上海市の年齢別高齢者の自己有病率

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注)ここでいう病気は、「何らかの病気を抱えている」ということで主に持病。

 

表14 上海市市区部高齢者の日常生活における自立状況(ADL)

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(2) 高齢者の就業等生活行動

現在(1998年)上海市には直接、経済生産活動に参加している都市高齢者が約48万人いる。調査によると、経済生産活動に参加している高齢者のほとんどは若い高齢者で、70歳未満の者が90%を占めている。その高齢者が社会生産活動を続ける理由は、経済的要因、健康のため、生きがいの追求、社会に貢献する、などである。

上海の高齢者による事業活動を代表するのは「老年経済企業」である。その中でも代表的なのは、市の定年退職者管理部門が所管している「退管経済」と呼ばれている老年経済企業である。この「退管経済」企業は、初め国有企業や一部の集団性企業が専門的な技能と経験を持つ退職高齢者に生産活動を続けさせようということで、つくられた子会社であった。しかし、「退管経済」企業は発展し、すでに上海の退職高齢者の再就職、生きがいづくりを実現し、そして老後保障も補充する重要な役割を担うようになっている。現在では約100万余の高齢者が、「退管経済」によって様々な恩恵を受けている。

 

 

 

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