日本財団 図書館


また、死亡率の低下とともに平均寿命は年毎に伸長しており、1995年上海市民男女の平均寿命はそれぞれ74.11歳、77.97歳(男女平均76.03)となっている。

上海市の戸籍人口統計によると、1998年、上海市の出生数は6.2万、死亡数は10.1万であり、1年間で4万近くの人口が減少している。上海市の人口は、少子化に伴い高齢化が速やかに進行しているが、さらに老年人口の高齢化の傾向も見られるようになってきている。1998年末、上海市の60歳以上と65歳以上の高齢人口数は、それぞれ235.6万と174.2万で、総人口の18.0%と13.3%を占め、1995年の東京都の高齢化水準に近い状況である。なお、80歳以上の高齢者数は26.6万で、60歳以上人口の11.3%を占めている。

 

表7 全中国と上海市の人口と人口構造の推移(比較)

013-1.gif

資料:1964年、1982年、1990年は各人口調査結果

 

表8 上海市の出生率、死亡率と平均余命の変化(1951〜1998年)

013-2.gif

資料:《上海市統計年鑑》、上海市計画生育委員会、上海市衛生防疫統計。

 

表8付 上海市民男女の平均寿命

013-3.gif

資料:各人口調査、1995年は上海市調査。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION