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あるインストラクターからのお便りより

 

(中略)今回はまた、私にとっては新米インストラクターとして初めての会議となり、少なからず緊張いたしておりましたが、先輩インストラクターのみなさま方はじめ財団のみなさまのリードやお心遣いで緊張もすっかり解けて楽しい会となりました。

さて、今回の会の最も大きな柱である「地域協同推進シンポジウム」は、私にとって非常に良い勉強の機会となりました。昨年から農協の「ヘルパー養成講座」の講師としてのかかわりからはじまって今年3月〜6月まで、愛知県下の各支部の女性部総会での講演としてのかかわり、また、事業化に向けてのご相談など、新米の私には大変荷の重い役割でしたが、大変すばらしい経験をさせていただきました。

自分自身が勉強になり、また、次々に出会いが生まれ、農協・草の根団体の壁を取り払ってのお付き合いをさせていただいております。

また、地元の社会福祉協議会さんともボランティア入門講座の講師や評議員などをやらせていただくなど、まさにこれが「連携だなぁ」と感じております。

(中略)昨日のシンポジウムを拝聴しながら改めて自分の選択したこの道が険しいけれど、それだけに切り開いていくことの重要性を痛感しました。

滅入っていた心を、また、奮い立たせ今日から努力してまいります。

(以下省略)

 

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写真は7月16日(金)のインストラクターフォローアップ研修時の交流会の模様。インストラクターが一堂に会しました。

 

2005年戦略プロジェクト

 

草の根推進プロジェクト

インストラクターの今年度の取り組み

 

5月25日にインストラクター会議が東京において開催された(前頁の組織づくり支援グループの欄参照)。北は北海道から南は九州鹿児島までの44名のうち本会議出席者38名のさわやかインストラクターが一堂に会して、今年度の各ブロックごとの取り組みについて活発な討議が行われた。公的介護保険制度も明年4月スタートとはいうものの、実質的には今年10月からスタートの運びとなる。そこでインストラクターとしてのこちらからの対応については、新設団体の立ち上げ、育成そして今年度も引き続き実施することになっている各地での1日研修会の進め方など、盛りだくさんの問題を処理しながら、深夜まで熱のこもった意見の交換が行われた。

1日研修会については、全国5ブロックにおいて各ブロック5か所を目標にして計画が立てられ、それぞれに準備体制を整えることとなった。また、インストラクターの倍増計画についても、できる限り早い時期に各県に配置できるように、それぞれのブロックで候補者の選定と育成に取り組んでいる。なおインストラクター候補者は、すでにインストラクター研修を消化して、次の委嘱待ちの候補者を含めて30名近くの方々が見込まれている。

さて、私たち市民互助の草の根団体としては、従来からの活動の基本として、一人でも多くの住民の参加を呼びかけながら、各地域で助け合いによるふれあい社会の構築に取り組んでいくことが主たる目的であることを忘れないようにしたい。

そして、介護保険制度適用の内外を問わず、市町村レベルでもろもろの団体とのネットワークを組みつつ、それぞれの地域で福祉の一翼をみんなで担っていくように努力していきたい。

(米山孝平)

 

自治体プロジェクト

さまざまな形での自治体への働きかけ

 

自治体プロジェクトでは公的介護保険とあわせてふれあい活動(生活支援、心の交流など「安心」を提供するボランティア活動)を展開していくことをさまざまな自治体に働きかけているが、本プロジェクト担当者の和久井は地元住民(東京都品川区)として介護保険の行方を見つめる活動も行っている。今回はそのような動きも含めてこの5〜6月の活動を報告。

 

●5月31日 「東京都ボランティア・NPOとの協働に関する検討委員会」がはじまり委員として参加する。目的は、都の実施している協働事業を基に推進指針を策定することである。私は都側とボランティア・NPO団体とが企画段階から、より具体的協働を実践しその実践例を推進策に組み込むことを勧める。

 

 

 

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