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堀田 知事さんの情熱とお気持ちが伝わったんですね。

北川 本当に県議会のみなさん方が理解を示してくれて、今では「こういう無駄は省け」とか「知事、もっと行け」とか。こちらが変われば議会も変わる、議会が変わることでわれわれも変わる。これまで、「無駄な予算はやめてください」という声はかき消されて、そういう県民は、県庁の敵だったというのは明らかなんです。そこを改めていろいろな声を取り入れながら、議会の方ともオープンに話し合っていく。そうしたすべての基本は情報公開なんですね。

 

聴衆三〇〇人を前にしての条例づ<り

 

堀田 まさに「県民参加」というのを実践されている知事さんですが、NPO、非営利の活動についてもさまざまな環境づくりに力を入れられて、全国都道府県に先駆けて条例もおつくりになりました。

北川 身内の職員をほめるのもおかしな話ですが、NPOの条例をつくる時に、これは、まったくすごいなと。大きな講堂で、市民活動団体のみなさんも入った検討委員会が、マスコミや県民三〇〇人くらいに囲まれた中で条例をつくっちゃったんですよ。

 

 

 

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