一方、介護が必要になったときの対応も、運営者により差異がある。終いのすみかをめざして、「ケア型」に近い体制を整えようとするところから、とりあえず元気なうちは気の合った仲間と楽しく暮らしたいというエンジョイ派のホームまで、とりどりなのだ。

要するに「ふれあい型」グループホームは、「自宅」と「施設」が両極に位置する長いバーを、左右に、運営者の嗜好に合わせて自由に動いている。どれがよくてどれが悪いかは、一概には言えない。そこが入居者がしっかりとした選択を迫られるゆえんでもある。

　

グループホームのさまざまな要素

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