活動をする人たち自身がイキイキとしていなければ意味がない
設立から約半年を経た九九年一月現在で、同会の会員数は五五名、一カ月の平均活動時間は約五〇時間だというが、高齢者向けの家事援助や配食などのサービスに加えて、中高年のふれあい、生きがいづくりにも力を入れているのが同会の特徴のひとつ。「活動をする人たち自身が、イキイキとしていなければ意味がありませんからね」と脊古さんはいうが、そのひとつの試みが遊休地を借り上げてのミニ農園の開設だ。「昨年は、定年退職後の男性会員が中心になって畑を耕し、試験的に野菜作りを始めたんですが、それでもかぶやほうれん草、大根、小松菜などが収穫できました。今年は腐葉土を入れて本格的にしたいと張り切っています」