しかし、例えば、図2-9の例では512bitの公開鍵であるため、2の512乗回RSAのアルゴリズムによる計算をすれば、この鍵とそのペアの組み合わせは必ずその中に出現する。この途方もない計算は、通常の計算機では天文学的な時間がかかるため不可能であるが、特殊なコンピュータを並列処理して計算し、その結果を非常に高速に検索できるようなマップに配置することは不可能とは言えない。以上の点から、非常に重要な証明書の交換などを、常に同じ公開鍵と秘密鍵を用いて行うことは好ましくないと考えられる。
図2-8:公開鍵暗号方式による認証
図2-9:公開鍵の実態
また、セキュアソケット通信には、SSL(2-1-1参照)によるものがある。これはワンタイムに生成した公開鍵と秘密鍵のペアのうち、公開鍵を相手に送り、相手にランダムに生成した共通鍵(2-1-1参照)を、その公開鍵で暗号化して送信してもらう手法である。
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