1] 作業現場の電源開閉器を操作する場合は現場責任者の了解を得ること。特に電源投入時は、その電源系統に人が手を触れていたり,ケーブルが短絡しているなどの異常がないかを確認し、右手で素早く確実に操作すること。また、濡れた手での操作や開閉器に顔を近づけたりすることは絶対に行わないこと。なお、作業中に停電した場合は、速やかに手元の開閉器や分電盤の開閉器を遮断すること。
2] 開閉器の異常(破損、発熱、変色、異常音等)を発見した場合は、速やかにその旨を現場責任者に報告すること。
3] 作業現場にケーブル類を這わせる場合は、床面を這わせると、人がつまずいたり運搬車等によりケーブルが損傷を受けたりして、事故につながるので、配線の経路等について現場責任者と打合わせを行うこと。
4] 延長ケーブルを使用する場合は、予め現場責任者の許可を得ておくこと。使用するケーブルは、少なくとも50〜80kgの金属物の荷重が加えられても、絶縁被覆が破れないようなキャブタイヤケーブルであること。安易に家庭用の平行二心コード等は用いてはならない。
5] 作業現場に備え付けてある電気設備や器具類を使用する場合は、使用方法を良く理解すると共に、必ず担当責任者の許可を得て取り扱うこと。
6] 電動工具を使用するときは、その事業所によりアースポイントを規定していることがあるので、その場合は現場責任者の指示に従うこと。
7] アーク溶接作業を行うときには、
* 溶接を行う前に、自動電撃防止装置の作動確認をすること。
* ホルダに溶接棒を付けたまま放置しないこと。
* 暑いときでも決められた服装及び保護具をきちんと着用すること。
* 濡れた手や手袋でケーブルコネクタの接続等を行わないこと。