・鋭い刃物には刃先、尖頭に保護覆いがされ、安全に収納されているか。
・手工具が機械の刃物、危険な駆動部に近接した場所等に置かれていないか。
・高所に、落下する恐れのある不安全な状態で置かれていないか。
・階段、通路、作業床等に放置されていないか。
3] 使用してはならない手工具
・頭部がまくれたりひび割れしているハンマ、タガネ、ポンチ等の打撃工具。(打撃したとき、欠けて非常に強い勢いで飛び、突き刺さる危険性がある。)
・切れ味が低下した刃物工具。(作業性が悪くなり危険性も増す。)
・先端が摩耗したドライバ。(ボルトから外れ易くなり作業性が低下し、危険性も増す。)
・ハンマ等の柄に油が付着したもの。(滑り易く、特に危険。)
・火花によって、点火、爆発する恐れのある場所で使用する手工具は、打撃によって火花が発生するものは使用しないこと。(このような場所で使用する工具の材質として、ハンマには真鍮、鉛、強化プラスチック、スパナやボックスレンチには真鍮等が使われている。)
・スパナにパイプをつないで柄を長くするなどの改造を加えた工具。(必要以上の力が工具、工作物に掛り破損しその破片等で負傷する恐れがあるので使用しないこと。)
・決められた用途以外に使用しないこと。(スパナをハンマ替りに使ったり、サイズの合わない工具を無理に使用しないこと。)