(ii) 変圧器の試験電圧(第207条による)
巻線の定格電圧 250〔V〕以下 250〔V〕を超え500〔V〕以下
試験電圧 1500〔V〕 2000〔V〕
(iii) 配電盤の試験電圧(第225条による)
1. 定格電圧60〔V〕以下のもの 500〔V〕
2. 定格電圧60〔V〕を超えるもの 2×(充電部電圧)+1000〔V〕
(ただし1500〔V〕未満の場合は1500〔V〕)
試験の際は接地灯、標示灯もしくは、電圧計回路のヒューズ又は常時母線に接続している電圧コイルを取りはずしてもよい。
(iv) 電熱設備(293条による)
試験電圧 1500〔V〕
一般に電気機器の耐電圧試験の試験電圧はそれぞれの機器の規定及び規格等に定めてあるので詳細はこれらを参照のこと。
(b) 誘導試験
誘導試験は、変圧器の各巻線間、巻線層間、ターン間及び端子間の絶縁強度を検証するのを目的とする。変圧器100サイクル以上500サイクル以下の正弦波に近い交流電圧で、巻線の定格電圧の2倍の電圧を誘起させた場合に、次の算式により算定した時間(15秒未満の場合には15秒、60秒を超える場合には60秒とする。)中これに耐えるものでなければならない。