電磁力の大きさは次のように定めてある。「磁束密度が1〔Wb/m2〕の磁界中で、磁界と直角方向にI〔A〕の電流が流れる導体があるとき、その導体の単位長1〔m〕当たりに働く電磁力は1〔N〕(ニュートン)である」としている。
図2・12において、F=BlI〔N〕が上記の電磁力Fの値であるが、図ではlの長さの導体が、磁界に対して直角になっていないから、直角に計算上なおす関係で、lsinθとすれば点線で示したlの長さになる。よって一般的な式として、次の式が電磁力となる。
F=BlIsinθ〔N〕……(2・7)
B=磁束密度〔Wb/m2〕
l=導体長さ〔m〕
I=アンペア〔A〕