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(d) 各機器と主接地線や支接地線との接続方法

1] 送信機(送受信機を含む、以下同じ)の主接地線は、無線機器用の接地銅板から最短距離で送信機に接続する。この主接地線には他の機器を接続してはならない。送信機(空中線切換器を除く)と他の機器は図10.11のように接続する。

 

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(注) ※印の各機器と支接地線とを接続する機器接地線には、幅が30mm以上の銅帯を用いることが望ましい。

図10.11 送信機と他の機器の接地例

 

2] 無線機器に使用する空中線切換器には避雷の目的もあるので、接地線には銅帯を使用し、その断面積は75mm2以上とし、主接地線に確実に接続する。主接地線の断面積が75mm2以上ない場合は、直接接地銅板に接続する。

 

10.3.4 接地工事要領

 

(1) 接地銅板の取付け方法

接地銅板の取付け方法は造船所によって異なるが、大きく分類すると、

1] 固着釘などによる取付け 要領 ハ]ニ]ト]

2] 接着剤による取付け 要領 ロ]ホ]チ]

3] FRPによる取付け 要領 ヌ]

に分けられ、更にその共用による場合もある。その代表的なものは図10.12に示すが、いずれにしてもFRPと銅とは接着しない、ということに留意した工作法が必要である。

 

 

 

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