(b) 導板は金属製とするよりも、5mm以上の厚さのFRP単板、又は12mm以上の耐水合板などがよい。ただし、機関室内機器への立上り電路には、金属管、又はプリカチューブなどを使用する方がよい。
(c) 導板は、小ねじ又はFRPオーバーレイにより船体に直接取付けるのを標準とする。
(d) 木製導板と船体との隙間には、導板に対する防湿のため、接着剤又はパテを充填する。
(e) 木製導板には、ケーブル布設前に防腐防湿などのためペイントを塗装する。
(2) ハンガ方式によるもの
ハンガの組立取付要領を図10.2に示す。
(3) 小電路の場合
小電路の場合、特に電路を設けることは少なく、ビーム、ガーダなどの部材に、押えバンドで直接取付ける。
小電路のケーブル布設要領を図10.3に示す。