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心配していた学校生活にも良く溶け込み、毎日、生き生きとしている姿を見て、ほっとしたものです。

4歳も年上で体も大きかったからでしょうか、いじめもあまりなく、クラスの皆さんからも好かれ、友達を連れて帰ったときは、おやつを買いに走ったこともありました。

私も授業参観、PTA、運動会等に出かけ、同じクラスのお母さん方と友達になり、外の子どもさんのことを知ることができ、よかったと思っています。

又、知人のお世話で里親の申し込みをお願いし、昭和59年4月に正式に里親として登録することができました。里親会にも入会し、定期的に里親会の勉強会に出席、県下にたくさん活躍しておられる里親の方々と知り合いになり、いろいろご指導をいただきました。

ただ一番気掛かりだったのは、夜半電話のベルで起こされ、出てみると、東京に移住して働いている、彼の友達が酒に酔って楽しそうに、賑やかな声で電話してくることでした。

 

 

 

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