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でも、日々生活をしていく中で、何となくそういうことも感じなくなり、逆に家族の一員として当たり前に手伝っているという意識になってきて、今では草引きなどの手伝いに前ほど抵抗は無くなってきた。

また、ここにきたことにより、教会に出入りしている同い年の人とも親しくなり、その他にも多くの友人ができた。彼らとは、初めのころは多くは話さなかったが、だんだんと打ち解けるようになり、今までの悪友ではなく良い友人を作ることができたのである。

ここでの生活は、秋から春にかけては朝6時起きであり、夏になると5時半位に起床する。施設にいる時もこんなに早く起きなかったし、自分も早起きのほうではなかったのでけっこう苦労している。そして、夏は6時、秋から春までは6時半から、いわゆる「おつとめ」をする。これは、朝と夕方にやっており、親神様(天理教では、人間やこの世を作った神様と言われている)に、世界中の人間を助け、命をつないでもらうようにやっているとのことである。それが終わると犬の散歩などをし、茶碗にご飯をつぎテーブルに並べ、家族全員で朝食をとる。学校のある日は、7時半くらいに登校する。

 

 

 

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