お金以上の価値を親子で感じました。一つ一つの積み重ねで、今はとても上手(ちょっとケチ)にお金を使っています。本当に子育ては根気です。
そんなA子も高校3年生、充実した学校生活を送り、家庭でも私が留守の時は家族に食事を作ってくれます。進路を決める時は、里親里子の関係は18歳で終わるけれど、家からお嫁に行って欲しいという希望を前提に、就職する、親の元に帰る、家から進学するの3つの中から選んでというと、家から美容師の専門学校に行きたいと本人が結論を出しました。児相の先生にアドバイスを頂きながら、今準備している最中です。自立するまで親子で、もうひとがんばりです。
そして平成11年4月20日、Y男登場です。人間は欲張りなもので這えば立て、立てば歩め、1人より2人、2人より3人と思う様になりました。でも現実に委託のお話を頂くと、これも人間の勝手で迷いました。その時A子に「K男とA子の時は、育てたいと思ったけれど、今回はちょっと迷っているの。」と正直に言うと「私もここに来て良かったから絶対に引き受けた方が良い。」と背中を押してくれました。K男には「弟が出来たらどお?」と聞くと少し考えてから「ボクを捨てないよね。」と言いました。