家でする様に言うと「どうしてムサシ(犬)は外でするのに、ボクはダメなの。ボクにも外に石でトイレ作って!」そんな事の繰り返しでした。
何処で子育て間違ったのかと悩みの時期でした。反抗期から自我が確立するまでの間は、親がいくらわかる様に説明しても、自分が心から納得するまでは妥協しない子でした。極端な例ですが、人間と犬の違い、お隣りと我家の焼き肉の違いが解かるまでの子育ては根気だと思いました。勿論今もそうですが。このユニークなK男は4歳になって焼肉の匂いがしてくると、お父さんの双眼鏡を持って外に飛び出すので「行ったらダメだよ」と言うと「ボク、見てるだけ」と言いながら双眼鏡で覗いていました。うんこの方もその頃卒業したと思っていましたが最近、近所の人が6歳位までよその車庫の陰でしていたと教えてくれました。それを今教えてくれる人、何も言わずに後始末してくれた人、親がいくら頑張っても出来る事は限度があります。保育所、学校、地域の人皆に支えられての子育て、親育ちです。
3歳までは自分の手で育てたいと考えていたので、K男を引き取った時に私は保母の仕事を辞めました。