収入源のひとつとしてテレホンカードを作成・販売して運営資金に充てている。また、活動拠点となる事務所は、二丈町立福吉公民館内に設置されている。
定期的な活動としては、前項1]述べたように、毎月1回、6つの区が順番に浜の清掃を行っている。
また現在、日本ナショナルトラストの呼びかけにより結成された全国鳴き砂ネットワークに加入し、年に1度の総会では、日本各地での鳴き砂保護活動に関する情報の交換を行っている。この総会は、平成10年には二丈町で開催された。
会員の構成:会則には「本会は、姉子の浜の自然と鳴き砂を愛し、本会の活動に賛同するものをもって組織する」とあり、地元住民だけでなく、一般の会員も受け入れる姿勢である。現在、福吉地区の住民は皆、保存会の会員であり、駐在区の役員は自動的に守る会の役員となる。
▽中学生の鳴き砂学習・清掃活動(新聞記事より)平成6年10月16日に二丈町立中学校の1年生と父母、教諭ら227人が姉子の浜の清掃奉仕を行った。事前に町役場から、大学の専門家が行った鳴き砂の現地調査の資料をもらい、学年集会で姉子の浜の鳴き砂の特徴などについて学習した。
▽二丈町による鳴き砂広報事業
(新聞記事より)町は、守る会発足に先だち、鳴き砂を入れた乳鉢、乳棒、台、説明板からなる「鳴き砂セット」を町内の小中学校や校区公民館などに配布した。
▽その他
このほかにも、PTA、役場職員、婦人会による清掃活動も実施されている。