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3. 土地利用

二丈町は平成7年現在で、森林面積が3,177haと最も大きく全体の55.7%を占めている。また農用地が1,480haで25.9%、宅地が230haで4.0%、その他が820haで14.4%である。

平成7年度現在で、都市計画区域面積は3,405haで町土の59.6%を占めており、市街化区域、市街化調整区域の線引きはなされていない。このうち、用途地域は一貴山、深江福吉地区の既成市街地を中心に約199ha設定されており、平成8年2月現在で、第1種・第2種低層住居専用地域、第1種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域の各用途が指定されている。

一方森林面積の約77%が人工林であるが、農林業者の高齢化、兼業化の進行により、森林の管理能力が低下し、粗放化が進んでいる。農業、農村の整備として昭和45年に農業振興地域が3,443ha指定されている。

 

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図2-19 二丈町土地利用図

 

4. 産業・交通

就業人口に関しては、平成2年国勢調査では第1次産業が1,058人(19.4%)、第2次産業が1,343人(24.7%)、第3次産業が3,039人(55.8%)となっており、第3次産業就業者の数が全体の半数を超えている。第1次産業の就業者は減少傾向にあり、昭和30年の国勢調査では3,762人であったが、現在はその三分の一以下である。そのうち最も減少率が高い業種が林業であり、昭和30年では58人であったのが、平成2年では3人に減少している。また農業、林業に関しても昭和30年から平成2年までの推移を見ると、農業3,340人から899人、漁業364人から156人と両方とも約三分の一になっている。

第2次産業に関しては、就業者総数は昭和30年から平成2年を比較してみると、二倍以上になっており、特に建設業の伸びが目立つ。第3次産業も増加傾向にあり、特にサービス業が顕著に増加している。

 

 

 

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