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鳥取県

こちらとしては、観光客の方にという発想です。けれども、結局、いらしたっていうのは、まわりの方が夕涼み程度にいらっしゃっているのを、カウントしてるわけです。実際、中身を見ると、観光客じゃなくて、来て帰ってかれたという世界なんです。そこらへんが、先ほど先生からお話があった、イベントが全部ひとくくりになってて、単なる普通のイベントと、観光イベントというところが、いっしょになっていて整理ができていないということです。

 

コーディネーター

せっかくお金を使うわけですから、少し、上手にものを考えていくというのは、必要なんだと思います。

 

コーディネーター

もうヒントはでてるんです。つまり、うちの旅館にきてくれなきゃとか、思ってる限り、その町は駄目なんです。そこから一歩進んで、この町に来てくれたらいい、それで自分のところも売る。この町だけでは、駄目なんです。そのへん一帯なんです。もっというと、東京の人を惹きつける為には、山陰はこんなにいい所なんですよということをもっと売り込まないと、関東にアピールしないと、関東の人、全然、足向けてくれないですよ。だから、鳥取県だけじゃなくて島根県も含めて、京都、兵庫、鳥取、島根といったような、連携軸が本当は必要なんでしょうが、それではややこしくってしょうがない。だから、せめて、山陰という形の捉え方で挑んだ方がいいんじゃないかなと思います。

 

鳥取県

JR西日本と共同で、今5年間の受け地ということで、関西をメインターゲットとして、山陰諸派というキャンペーンを打ってるんです。それも、鳥取県だけでは売れないから、山陰でということで、島根県と、鳥取県ということでやらせて頂いて、次年度以降も、継続していくことを、今、考えています。旅行会社の方とお話しても、鳥取だけじゃ売れないなというのが、ぶっちゃけた話です。だから、島根県と「山陰」という形で、一緒にできるのは良いのですが、どうしても、こういう圏外の部分というのは、どうしてもでてくるんです。そこのところの整理の仕方というのが、非常に、難しいです。

 

コーディネーター

滋賀県も同じような問題ですよね。これは、実質として宿題いっぱいあるんですけれども、直前のこととはいえども、なかなか中身が整ってないと困ってるんです。マザーレイクキャンペーンの一環ですか。

 

 

 

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