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日本旅行業協会

3つ位あると思うんですけど、1つは、開湯何周年、温泉ということです。まず、こういうキャンペーン的なものは、なるべくお客さんに還元をされた方が良いと思います。例えば、来られた方が、その時期だとこういう特典を受けられるとか、こういう付加価値がつくとか、ダイレクトにお客さんに還元できる方が良いだろうと思います。

それから、販売のエリアについては、さっき、東京ではあまり知られてないというのがありましたけれども、それは、間違いないと思います。それから、旅行の志向が、近い所での動きになっていますので、逆にいうと、旅行の、需要が減ったわけじゃなくて、消費単価は減ってますけど、むしろ旅行の、回数は増えてますから、ある程度、ターゲットを、例えば、車でせいぜい2時間位で行ける所の距離の方が、一度じゃなくて、2度、3度、日帰りも含めてその期間中に来れるような、仕組み作りをしてあげた方がいいんじゃないかなと思います。そういうことを考えていくと、正直、あんまり大々的なキャンペーンというところはなくて、そういう色んな用件を満たす所で、その用件に一番費用対効果の高いような販売手法を取られた方がいいと思います。例えば、旅行会社で、全国展開をしてる所に持ってきても、非常に効率が悪くなったりということがあります。我々としては、あんまりおもしろくないところもあるけど、旅行雑誌とか、そういった所を繰り返し使っていくとか、ある程度、層を絞り込んで、例えば、家族の、ファミリーの層に絞って、この月にこういう特典を出して、新聞に限らず、マス媒体使っていくとか、そういうことをされたらどうかなと思います。

確か、去年だったと思うんですけども、熊本の内牧温泉が、開場400周年かなんかで、何ヶ月間キャンペーンされてました。それは、確か400周年だから400円で温泉に入れるみたいなことで、非常に、わかりやすいというか、あんまり頭使ってないかなという気はするんですけど、結果とすれば、リピーターの方、特に、内牧というのは、福岡という市場を持ってますから、かなりお客さんが、来られたということがありますので、そういう作り方もあるということを紹介しておきます。

花火大会だとか、写真大会、そういう形の、いわゆる昔ながらのイベントというのは、地元の方用の、対象のものなのか、それとも、本当にお客さんを引っ張り込んでくるような、旅行会社が、それは商売になると思って、商品に組み込みたがるようなイベントなのかということになれば、花火大会とか、写真大会は、なかなか我々の商売として、あまりおもしろみがないということです。

 

日本交通公社

どれだけの、内容かというかということもありますけど、目新しさがないです。今、温泉街でもやられておるのは、熱海であるとか、白浜とか。温泉街そのものが、かなり力を入れて、当然最初は紆余曲折あったんですけども、今となっては、根強い1つのイベントと成長してます。

 

コーディネーター

東北でいうと、大曲の花火大会。関西でいうと、PLの花火大会。PLの花火大会、観光効果ないですね。でもあれは日本一です。わざわざ旅館に泊まって、見に来る人もいないですね。

 

 

 

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