日本財団 図書館


鳥取県

県内の観光誘客という所に力点を置いて、業務せよということでして、地元の活性化というところが一番の主眼なんですが、県外からお客さんを、たくさん引っ張り込むというようなことで、色んなイベントを考えよということで、色々、イベントを地元でも相談しながら、考えているところでございます。先程、色々お話を伺ったんでございますが、温泉地というものを、1つの核にできたらなということで、県内の数箇所の温泉地を、ネットワークと言いますか、連携づけて、温泉フェスティバルということで売り出してます。ちょうど夏の期間なんですが、8月、9月、10月という3ケ月間で、花火大会でありますとか、写真のコンテストでありますとか、色々な体験というようなことを、各温泉地で持ち回りでやったりして、1つのフェスティバルというのをやっております。

今年度をもって、終わらせるわけにいきませんので、来年以降の展開をということで、地元とも協議しているのですが、県としては一過性でない、それでまた、県外に対して魅力的なものをというふうに考えているのですが、どうしてもやはり、担当の地元としては、お客様を確実に呼べる、それから、誰が見ても明らかに人が来てることが分かるということを期待している訳です。ですから、先程の演歌のコンサートやったりですとか、短絡的に、すぐ直結するようなものをやりたいと、確かに気持ちはわかるんですが、発展性がないんのではないかというようなことで、今、思案してるところです。それから、県内に、開湯何周年というような温泉ございまして、そこも、来年2000年という区切りに、一緒に売り出したらどうかということで、それもイベントの一つというふうに考えています。けれども、そこも状況は同じで、人が揃わないと、格好がつかないものですから、花火大会とか、そういったことになっています。

もっと、1つのイベントを契機として、去年、あそこに行ってみたら良かったけれども、じゃあ、今年も行ってみようとか、というようなことで、ずっと続くようなものを考えたいと思うのですが、例えば、地元の旅館さんなどは、すぐ収入にならないと、なかなか手をつけて頂けない。観光協会さんも、これだけのお金を出すのだったら、その見返りで何パーセントの収入増が見込めるのだろうかというような話になります。なかなか、高尚な理想は、理想としてあるのですが、現実問題として、集客、収入、との絡みが、なかなかうまくいかず、どんな展開のイベントが良いのかというようなことと、必ず必要だというのは、集客効果、それと、先進的な事例というか、考え方といったものがあるようでしたら、教えて頂きたいなということと、今、ペーパーには落としてないんですけれども、そういった時に市町村との連携の仕方をどのようにしていけばよいのか、市町村を、どのような形その気にさせることができるか、やはり市町村としても、自分の後々の所に成果を上げて、来年度以降は、次の担当が引き継ぐという格好になっていますので、そういったところを、どうしたらクリアしていけるか、県も、市も、地元も皆が、それぞれの理想を持ちつつ、現実でも成果を上げながら、まとめていくのは、どういうような展開の仕方があるのかなということをあわせて、いい知恵がございましたら、ご紹介頂きたいということでお願いいたします。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION