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富山県

宿泊のこととか、料理のこととか、お土産のこととか、その旅行会社の所へ、お金の入るようなことというのは、全くこういうことには、期待されてないですね。

 

コーディネーター

それはどちらかと言えば、旅行会社の方も、そこまでいったらあとは旅行会社の仕事ですよ。その中で、役所として、公的な立場としてできることは何かないかということであれば、普通、例えば、個人の人が、ふらっと行っただけではできないようなことを何かそこで、付け加えられるかどうかといったようなこととか、そういうのが大きいのではないですか、パッケージツアーにしようと思えば。そういうことの方が大きいと思います。

 

富山県

こういうのを持ち込むこと自体は、持ち込まれても困るよなという感じはしませんか。例えば、これの宣伝費もあわせて、幾らかつけますと、だから、これを何とかっていうようなことであれば別ですけれど、単なる、公的施設のような所で、バックもないような所をたくさんならべられて、これがコースですと、て言われても、なかなか現実的には難しいなと…。

 

日本交通公社

こういったモデルコース含め、情報は、持ってきて頂いて、困ることはありません。ただ、その先の選択は、各旅行会社の方でも、企画をする、それが商品化をして、市場に出ていく上では、必ず、コストパフォーマンスについては、計算をするんです。例えば、ページあたり、何名販売をしないと、このパンフレットのコストは回収できないであるとか、町中の販売店を見て頂けるとわかるのですが、例えば、首都圏近辺で、小さなお店、提携販売店さんを含めて2000店舗位あります。その店頭に並んでるパンフレットの面数っていうのは、非常に少なくて、大体2・300位のお店が多いと思って結構です。その中に、海外があり、国内があり、またその中で、デスティネーションがあるということですので、非常に、効率的に作っていかないと、非常に重要な経営資源なわけです、例えば、JTBでツアーを作っても、そこの提携販売店さんの経営者が、売れ筋でないと判断をしてしまえば、せっかく作ったパンフレットが、店頭に掲載をされなくなってしまう。従って、そのへんは、売れるものとして作っていくっていうのが、旅行会社の立場ですので、どんどん持ってきて頂いた方が良いと思います。

常々、私どももターゲット設定する場合には、こういった、ここに書いてらっしゃる対象、子供連れとか、家族とか、中高年層、これ、非常にいいことなんです。クラスターによるターゲットと、どこから来て欲しいのかというエリアによるターゲットの2つクロスさせながら、常に考えていってますので、この情報なり、こういったルートは、こういった所からの、こういった層に対して、こういうメリットがあるという、ものを使える情報として顕在化させていかないと、その先には出て行かないなというふうに思っております。

 

 

 

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