日本財団 図書館


近畿日本ツーリスト

作れるものもあるんじゃないですかね。そのターゲットによってだと思うのですけれども。

2年位前でしたでしょうか、こちらの飛越のモニターツアーという形で、参加させて頂いたコースがあったんですが、この中には入ってないと思いますけども、2泊3日させて頂きまして、あのコースは確かに、旅行商品としては使えないなという感じは受けました。

 

コーディネーター

今のお話ですが、おもしろいなと思ったんです。というのは、よくこういう、観光モデルルートといいますと、ほとんどこうやって、調査の報告書の中で終わって、それが、旅行会社には実際に持ち込まれないのです。実際は、モニターツアーなんかやることもあるんですけど、こういう実際に、作ったのであれば持ち込んでみたら良いんですよ。これが、なかなかできない1つは、広域圏というような形でやった場合に、推進協議会ができて、大体報告書ができると、推進協議会の事務局が、なくなったりするんです。そのまま続いてれば良いんですが。

例えば、四国なんかも、幹事がずっと決まっててやってらっしゃると思うんです。ですけれども、無くなったり、うやむやになったりして、幹事がいなくなったりする、どこが幹事だか、わからなくなってしまうというようなケースが多いんです。こういう報告書を作って、せっかくモデルコースを作った、これはいってみれば、商品ができたわけですよ。その商品を売り込みに行かないで、どうするんだということなんですね。それで、売り込みに行ってみたら、これなら、こういう人には、何とか売れそうですねとか、そういう話しが、必ず反応として出てくる。この商品は売れませんよと、こういう形に直さなきゃ、売れませんよという話しであれば、その手直しをしていくというのがね、非常に大切なんだと思うんですよ。それが、これから先、観光地にとっては、非常に大切なことになってくると思うんです。私も幾つか関わりあってますけども、そういう、観光モデルコース作りというか、観光ルート作りというのは、非常に盛んです。あちこちで考えられてると思うんです。そういうものを作ったら、旅行会社に持ち込んでみることだと思うんです。そうすると、大体辛辣な意見が多いんですけど、旅行会社はなかなか、これなら売れますよとは言わないので、まあ大体、だめでしょうというのが多いんですけども。大体、旅行会社は、そういう反応をします。だから、こんなの売れませんよと言われても、じゃあ、どうやったら売れるようになりますかというような形で食い下がっていかないと、なかなかそういうふうに形にはなっていかないと思います。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION