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富山県

そういった時に、実際に、お客さんを運んでくると、我々は運んできて欲しい為にやってる、だから、運んでくるということを、宣言して頂けるような、旅行会社の皆さんが、我々に向かって、できるだけ、企画的な提案を頂けるような形にならないかなと。逆の立場から見ると、本当に、皆さんの方が、強いように感じると思うのですが、お付き合いしてると、無理に持ち上げるようなところがあって、それは違うなあというか、こういうことをしてると、観光が、今後伸びていかないというような気がしているところです。

それと、観光関係で、こういった形を作ることから観光が始まってまして、旅フェアにしてもそうですし、インターネットにしてもそうなんですが、例えば、上部組織への、上納金をいかに上げるかというようなことに、観光関係は終始しているようなきらいがありまして、例えば、国の方で作るインターネットに、何億円という予算がついても、実際は地方からそれにお金を出すだけで、作るのは地元のことが全くわからない業者の皆さんたちが作る、それで、きちんとした情報が発信されてるかというと、そうでもないというようなことで、できるだけ制作を、地元にまかせて頂いて、地元の末端で情報を入れていけるような形にすると、新しい情報がすぐに上がっていくのではないでしょうか。そういう、色々な仕組みはあるのですけど、形を作ることとか、調査とか、こういうパンフレットを作るようなことばかりじゃなくて、できれば、現実的な、理にかなった、実際にお客さんを送客して頂けるような、企画とか、そういったものを、現実的に、公共機関に提案して頂けるようなことをして頂いた方が、両方にとって、良いんじゃないかなというふうに考えています。

 

コーディネーター

今のお話ですが、聞いてておかしいなと思ったのは、売り込もうと思ってるのはどちらなんですかということなんです。旅行会社が売り込もうと思ってるんじゃなくて、旅行会社はどこでもいいんですよ、持っていく所は。北海道へ行こうと、沖縄へ行こうと、お客さんが動いてくれれば商売になるんです。皆さんのところは、それぞれのところへ来てもらわないと、商売にならない。売り込むのはどちらかといったら、企画提案を持って行くのは皆さんの方ですよということなんですね。うちへ来てくれれば、こんな良いことあるんですよ、ということなんです。そこを間違わないで頂きたいなと思います。

今のお話というのは、広域観光での、広域観光協議会というのが、あるいは、ひょっとすると、県のレベルかも、同じかも知れないけれども、情報の発信の仕方というのがおかしいんじゃないかというようなことですよね。そこが、ちょっと違うかなというところだと思うんですが、そういうお話を頂きました。

それから、もう1つ出てますのが、千葉市観光協会の方です。効果測定とコストの負担ということですね。これについてお話を頂けますでしょうか。

 

 

 

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