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そうしますと、あとは何をするかということになってくるんですが、首都圏ということに限ったことではなくて、どちらかというと、雑誌のような媒体は比較的使いやすい。それから、今、旅行情報誌というか、地域版というのが、結構出てますよね、例えば、JTBの「るるぶ」であるとか、昭文社の「マップル」であるとかですね、色んなものが地域版を出されてます。今日来られてたリクルートさんでも、地域情報版はまだ5種類位しか出されてないとおっしゃってましたけど、だんだん出されてくると思います。そういう所とうまくタイアップした形でやっていけば、比較的安く、情報を出していけると思います。首都圏へのというよりも、全国へ知らせていく為にはどうか、というような捉え方でいけばそうだと思います。

比較的遠隔地という切り方をしますと、これはやはり、旅行という形のある商品にするというのが1つの形だろうと思います。もう1つ良い点がありまして、企画商品になってパンフレットになれば、これ自体が広告媒体なんです。あそこ行くのは、大体これくらいお金がががるのかとか、こんな所を見てまわれば良いのかという所まで出てきますから、企画商品を作って、決定をして、売れた売れないというよりは、旅行会社の窓口に、地名のついたパンフレットがあるというだけで、ずいぶん違うということですね。地名がつくっていうのが大変なんですよね。石川県などという形では出てこないですよね。金沢としかでてこないですから、旅行会社のパンフレットには。そう言う気の毒なこともあるのですけれども、そういう所で名前を出してもらうようにするにはどうしたらいいか、考えないといけなくなるということだと思います。ですから、そういう面でいきますと、雑誌の方は、ある程度お金はかかりますけれども、地名のついたものが出ていくと思います。そういうやり方も1つの方法です。

それから、企画商品については、設定されたらお客さんが来ると思わないで、設定してもらうことが大事で、パンフレットが並ぶことも大事なんだ、というふうに捉えて頂ければ良いと思います。この首都圏ということではいえるのかなというふうに思います。例えば、障害者、高齢者、こういったものですね、先ほどもちょっと出てましたけれども、障害者といっても様々タイプ、様々な障害の種類とか、それからレベルがあります。ですから、それによって、ずいぶんやり方が違いますので、一概に障害者というような切り口で考えると、難しいと思います。それからもう1つは、老齢者というのは、身体の様々な部所、部位と言いますか、そういう所が少しずつ障害を持つということなんですよね。目が遠くなるとか、耳が聞こえにくくなるとか、足腰が弱くなる、速く動けなくなるとか、そういうことで捉えていけば、高齢者と障害者というのは、そういうことで一緒になってるというふうに考えて頂いたら良いと思います。

そんなようなところが、ここでの問題かと思います。いずれにしましても、そういうところは、割合、特殊な媒体があるか、あるいは、首都圏のような所は、比較的普通のマスメディアは使いにくい、というようなこともお考え頂いたら良いと思います。

 

 

 

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