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コーディネーター

旅行業界も、障害者の方に向けたツアーというのは、考えてらっしゃるんですね。近畿日本ツーリストの今の旅行ですが、そのツアーの募集というのは、お持ちになってる会員組織の中だけでやってらっしゃるんですか。

 

近畿日本ツーリスト

基本的に今、クローズドマーケットと申し上げましたが、新聞などで皆様もご覧になられてると思いますが、基本的には新聞などをご覧頂きまして、ご興味があったお客様のアンケート、もしくは、質問、または旅行への申込、これらが、一度でもあった場合、そのお客様を会員と見なしております。実際、クローズドと本当にいうのかどうかはわからないのですけども、そういった形でやっております。

 

コーディネーター

例えば、障害者の方などは、それぞれの障害のタイプごとに、機関誌というのもおかしいですが、媒体とか、そういった組織があるありますよね。そういったものを通しての募集というようなことはされてますか。

 

近畿日本ツーリスト

実際は、インターネットで障害者向けのホームページというのがあります。そちらの方で、こうゆう旅行がありますということを掲載したり、過去に一度行って頂いた方には、障害者、バリアフリーの旅行に対する、それに特化したような形の、雑誌というんでしょうか、そういうものをお配りするような形で募集しております。

 

コーディネーター

例えば、東急観光、日本旅行の方とか、いかがですか。そういう障害者向けの方については。

 

日本旅行

私どもでも、全国レベルというのは、なかなか取り組めない部分ではあるんです。どちらかというと、支店の方で、例えば、関係の専門紙的なものから、依頼を受けてやっているケースっていうのは、多々あるのですけれども、先ほどのお話のとおり、障害者向けのツアーにしましても、例えば、視覚障害や、聴覚障害ですとか、場合によって、また、その度合いですとか、さまざまなケースが考えられるということで、レディーメイドとした商品というのは、なかなか作りづらいというのが実感です。

逆に、旅行エージェント側からのお願いという部分ではあると思うのですが、地方、地域行政の方にお願いしたいのは、まず、最低限の地域の情報、もちろん、バリアフリーが、主になるんでしょうけれども、宿泊施設であったり、観光施設であったり、交通機関であったりと、最低限の情報はお集め頂いて、余裕があるということであれば、それを、後ろのほうでいいかと思うのですけれども、そういった関係の機関ですとか、施設ですとか、その中に旅行会社なども加えてもらえれば、一番ありがたいです。

 

 

 

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