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日本エアシステム

当社では今年の春から、新しい家族の旅というシリーズで、3世代、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、それからお子さんたちという、その中にはもちろん、車椅子の方も含んでるというような形になりますけど、施設のご協力を頂きまして、春から夏にかけては安比高原、それから、2000年の2月から5月までは沖縄の方で、新しい商品の展開をしていきます。

北海道の方のご参考になるかどうかわからないのですけど、私どもはあえて、そういった、高齢者、障害者へ向けてという情報発信の仕方はしておりません。どちらかというと、一般の、本当に違和感のない商品として、扱っております。なぜかというと、却って、阻害感を与えてしまうんじゃないかという部分がありましたので、極力、一般商品と同じ形をとりたいというふうにして市場展開を進めています。ただ、まだ、認知度が非常に低くて、集客には結びついていないのですが、今後も継続していく予定ですので、ご協力の得られる所があれば、その展開も考えさせて頂きたいと思っております。

 

コーディネーター

ー般の人と変わりないような形で、広告展開はしてるということですが、旅行会社の方などはいかがですか、そういう特定のものはありますでしょうか。

 

近畿日本ツーリスト

当社では、旅行商品という形で、マスマーケティングと言うんですか、オープンマーケット、実際の客層などを全然絞らずに、全てのお客様に対して販売してる商品というものと、もう1つ、会員組織を作りまして、クラブツーリズムという、コンセプトに基づいて、会員組織で運営してるというような企画組織がございます。

こちらの中で、バリアフリーを専門に取り扱ってる企画がございまして、一応コンセプトと言いますか、今回持ってきましたのは、海外旅行のものですけれども、ポイントとしましては、全行程をバスで移動する場合、全行程でリフト付きのバスを利用します。もう1つは、観光地での時間を普通の行程よりも、たっぷりかけて、見てもらおうというところです。3つ目に、これが、階段や坂、段差が少ない場所を重点的に観光地として周る。4つ目が、現地で味わう体験プログラムも1つ入れようではないかということ。その5として、休憩しながらゆっくり歩くと、こういうのをコンセプトにして、1つのバリアフリーの旅行というものを作っております。

こういった形の、色々な要素を取りまとめて1つの旅行というものができるわけなのですが、なかなか、各自治体さんが持ってる情報というのは、こちらの方で吸収しきれないというのがあります。今申し上げたような形の要素が、多分にして、沢山あると思います。そのような形の情報を頂いて、こちらの方で、商品化できたらなというふうに思いますので、是非情報を頂けたら嬉しいと思います。

 

 

 

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