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コーディネーター

インターネットなどについて、まず1つは、情報の内容ということが問題になるから、例えばホームページの作り方であるとか、そういうことも問題になるということがあると思います。それから、効果の方の話に若干入ってしまいましたけれども、何かをやったからすぐそれでお客さんが増えるというような考え方をとると、何もできなくなってしまうんじゃないか、もう少し長期的な視点が必要なんじゃないかというようなお話があったかと思います。

もう、おひとかた、日本エアシステムも色々なキャンペーンをおやりになると思うのですけれども、こういう手法の問題について、何かお話頂くことございますでしょうか。

 

日本エアシステム

JTBの方がおっしゃらっれたことは、私もそうなのかなというような感じがしております。京都府の方からのご質問にあった、ターミナルキャンペーンは、実は当社としては行なってません。時々はやりますが、どちらかといえば、企業の宣伝を行い、場所の宣伝はしてない形をとらさせて頂いてます。

ここで主にお話するのは、3番目の、戦略、立案、これは先ほど、広告代理店に、どの程度の話までというようなことですけど、当社の場合、年間のキャンペーン計画を立てて、キャンペーンに入る6ケ月前位から仕立てを始めます。その段階で広告代理店の選定などを行なうのですけれど、大きな方針は当社の方での担当者が決めています。広告代理店はあくまでも、ヘルプをしてもらうというような形で、こちらから、ここと、ここと、ここに関して、何らかの条件をとってきてくれとか、かなり具体的な所まで、担当が入っていって、話し込みをしています。キャンペーンは6ケ月前位から仕立てを始めて、方面の選定、期間の設定、方向性の案出し、商品の方向性といったようなことを考えてまして、どの方面に、どれだけのお客さんを送るのか、どの期間に、基本的には売れない時期を、どうやって売っていくか、需要喚起を狙っていくと、方向性というのは、その中で何を売りとしていけばいいのか、商品は、フリープランなのか、エスコート型なのかというようなことまで、こちらの方では、かなり考えて話を進めていきます。5ケ月位前になりますと、大体のことを決定していきまして、4ケ月前には、各受け地の施設ですとか、自治体との話し込みに入っていきます。ここで、情報が関わってくるんですけど、これくらいの段階になってくると、実施期間中の、受け地情報などの収集を始めて、組み込みが可能なものに関しては、組み込んでいきます。あとは、具体的なキャンペーンの特典ですとか、そういったものを決めていきます。商品を決定して、この段階から、広告宣伝の展開に入っていきます。第4段階として、2ケ月前位に、決定をして、実施をして、パンフレットを出して、広告宣伝をしていくというような形で、進めています。

航空会社のキャンペーンというのは、派手なように見えるんですが、実は、地味に、あまりお金をかけないでやろうというような形になっていまして、一定時期、売れる時期に向けて仕立てる商品っていうのは、沖縄、奄美と、それから、スキーのキャンペーンぐらいでして、それ以外に関しては、はとんど、オフ期の需要喚起を目的にしてやっております。

 

 

 

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