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コーディネーター

ワールドカップについては、チケット枚数の発表はしないですが、おそらく、外国配分として50何万枚程度、提供されるだろうとのことです。そうすると、1人で2〜3試合見ると30万以上になるクラスになるんです。そして、私個人の分析なんですけども、ワールドカップに来るお客さんっていうのは、普通の観光客ではない。南米とか、ヨーロッパからわざわざ日本に来るわけですから、観光だけではない。逆に、日本からフランスへワールドップに行ったサポーターたちは、相当、熱狂的なファンでしたよね。ああいう人たちがワールドカップの時期に来るわけです。その人たちは、ワールドカップの後も、どこかで、サッカーの開催があればそっちに行ってしまう、日本には来てくれない、というようなことを考えてます。そうすると、その観客に対して、観光宣伝を一生懸命やっても、多分、費用対効果が低いという気がします。一方では、テレビ放映があると思いますので、外国向けのメディア対策が、これが一番だと思います。2000年サミットも同じだと思いますけれども、メディア対策をいかにやるかということだと思うんです。宮崎は、こういう観光資源がある、四国にもこういうものがあるということを電波に乗せて発信するということをこの機会を活かしてみてはどうでしょうか。ワールドカップの観戦に大阪に来た人たちを、四国に連れて行こうというのは、やはり無理が生じると考えます。

さらに、USJはやはりツアールートに入ってくるんじゃないでしょうかね。レオマワールドができた時に、大阪から入って四国に来て、更に、北陸に上って、東京へ抜ける1週間位のツアーがありました。ですから、USJができれば、大阪方面へのツアー商品が出ると思うのです。

 

宮崎県

千葉市、横浜市とか、コンベンションの先輩がおられますが、メディアにこういったPRをしたというような、メディアキットと言いますか、そういうものの例でもあれば教えて頂きたい。

 

横浜市

横浜は、94年に国際エイズ会議があって、あの時は、参加者自体は、非常に少なかったんですけど、活動される方とメディアの方含めて、1万2000人が横浜に集まったんです。ですから、おっしゃられるように、メディア対策というのは、かなり慎重でした。扱う問題も問題でした。しかし、横浜を紹介するというようなキットを、横浜市で作ったということはないです。ただ、横浜がこういう町ですよということを紹介する為に、開催準備委員会というのを、横浜市でも組織しまして、色々な催しというのをやったんです。それには、かなり市民の方に参加して頂いて、横浜の魅力とか、そういうものを届けるというようなことはしました。ですから、資料でどうのこうのということは反対に、取材の件数が非常に多かったですから、多分、サミットの時も本当にかなりの数が取材されると思いますので、基本的な情報はもちろん整えていたんですけれども、特別に何かというのはなかったです。

 

 

 

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