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日本観光協会

コンベンションっていう観点でお話頂きましたが、旅フェアの話と兼ねますと、出展者の方から「夜、どこか行きたい。」とか、「どこか、飲めるところはないですか。」という話をかなり伺います。各ブースの代理店さんなどにも話を聞くと、やはり、地方から出てこられた方々が、あのようなコンベンション施設の所で、4日なり5日なりいることになったら、息苦しくなって、どこか行きたいということが多いようです。まず、手身近な所から行くと、メッセの場合ですと、駅の近辺はなかなか遅くまでやっていないとか、では遠くへ行くとなると、今度は京葉線に乗って、千葉市内まで行かなくてはいけない、というような話で「さあ、どうしたらいいだろう。」となります。これは、今年の名古屋旅フェア99でも同じようなことがあったかなという気はします。ナゴヤドームが、かなり駅から距離があったので、愛知県と名古屋市のご協力頂いて、名古屋の駅前のホテルを地元の協力に話を進めて頂いて、実際、出展者の方々がお泊り頂いたのは、名古屋の錦とか栄とか、繁華街の近くに、お泊りになられたようです。

やはり、皆さんどうしても昼間は、かなりハードに仕事をされてるのでやはり、終わってから息抜きがしたいなということもあって、多分、そういった繁華街の近くに行かれたのかなあということが、後になってからわかった話です。そう考えると、どうしても、コンベンションの期間中の夜の過ごし方というか、息抜きの仕方というのが、かなり難しいと思います。これもよく聞くお話で、地方へ行くと、店が早く閉まってしまう。去年も、奈良に外国人の方と一緒に行った時も、8時にはもう店が閉まっていました。「どこも行くとこないじゃないか」という声も出ました。奈良県の方に話を聞くと奈良の若い方はみなさん大阪に行ってしまうとのことです。難波に行くにも、近鉄に乗って行くとすぐなので、皆そちらの方へ行ってしまうということです。幕張全体としても、少しづつ話を進めていかなきいけない時期にもきてるのかなと思っております。

 

横浜市

構浜で国際会議とかあると、やはり、同じように、「夜どこかへ。」ていうりクエストがコンベンションビューローの方に一番来るのです。

1つには、コンベンションビューローの立場として、歓楽的な要素を含むものを、積極的に紹介して良いかどうかっていうところがあって、ちょっと躊躇してるところはあるのですけれども、ただ、確実に需要はあるので、もう、データ化して、いつでもだせるような状態にしておかないといけないなというのはあります。最近、中華街でオフィシャルガイドブックというのを出されまして、インデックスをかなり工夫されていて、夜何時まで開いてるっていうか、深夜営業しているようなお店というような切り口でも見られるようになっているのです。中華街も大体9時とか10時位で閉まってしまうお店あるのですけども、そういう情報があると羽を伸ばしたい方には役に立つと思います。

もう1つ、横浜で、割と派手目にやってるコンベンションでは、JCの大会があるのですが、参加者の性質もあるんですけれども、本当に夜遅くまで遊ばれるので、主催者の方で、かなり横浜の色んなスポットを分けて、こういう所がありますよというようなデータを最初から作っています。結構皆さん、タクシーとかで出られたりしてるようです。

 

 

 

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