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コーディネーター

個々の情報、例えばレストランとか、テーマパークとか載せないと、外国人のニーズに応えられなくなっています。何時から何時までこの店は開いていて、何を出すんだというとこまで欲しいわけです。ですから、県とか市の皆さんの観光協会の会員とか、気を使われるところもありますけれども、先ほどのお話にあったように、どう選んで良いかわからなければ、県なら県、市なら市の方針で、まず、ここにお客さんを来てもらうんだというところを選ぶ。来てもらわなきゃ、おたくにも来ないでしょという説得力を理論武装するといいと思います。あるいは、それなりの会費を取ってしまうなど、言い訳できるような仕組みを作っていくことです。

千葉市なんですが、今のお話で、ヒントが見えてきたと思います。千葉市の情報というのは、幕張に来られるコンベンション参加者に伝わってるんでしょうか。

 

千葉市

一応、JR京葉線の海浜幕張駅で降りますと、そこに観光情報センターを置いてるのですが、特に大きいイベント、例えば東京モーターショーのような場合は、直接そこで観光協会が出張所みたいなのを作っています。、観光というのはまだ、千葉市の役所の中でも弱いのです。力的にも、あまりまだないということです。どちらかというとにコンベンションのほうに力を入れています。

 

コーディネーター

そうすると、幕張に、コンベンションに来られたお客さんは、どこかに行きたいという場合には、東京の方に行かれしまうのですか。

 

千葉市

幕張のホテルとかからあまり外に出ないというようなことのようです。逆に、1日や2日のコンベンションでしたら、すぐ皆さん帰るのですが、長期、例えば5日や1週間では遊ぶ所がない、行くとこもない、そのような理由から誘致ができないというのが最近出てきました。

10年前は、幕張メッセが施設面では一番大きかったですが、今はもう、東京、横浜、大阪がありますので、もう施設の差はないようです。都市の売り、その点がちょっと弱いので、誘致に厳しいというわけです。

 

 

 

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