日本財団 図書館


コーディネーター

あと、北海道もブームですが、やはり、まず最初、戦略を考えることが大事です。アジア航空が、アクセスを整備されて、北海道の競争力を高め合う。今まで、遠くて高いデスティネーションだったのですが、国内線と国際線によって、3割位安い航空運賃を設定されて、北海道が経済的にも近くなった、距離的にも近くなったということです。日本観光協会の台湾事務所では、九州のテーマパークツアーが非常に良い売れ行きで、10万人を越す勢いで伸びてきましたんで、あまりお手伝いしなくても大丈夫だろうということで、北海道観光連盟の方で、反応がありましたので、夏にエージェント視察もやってみようということになりました。エージェントの人でも、新しい商品を作るならば、やはり、商品企画力がある所を招待しなければなりません。台湾の旅行会社というのは、なかなか先行投資をやりたがりません。新しい商品を作るというのは、リスクが伴いますから非常に勇気のいることです。それでも新しいものを開発したいという旅行会社を5社、そこの社長さん、実施決定者を選びまして、私が添乗して行ったのですが、行く時にも、最初から視察地を絞り込みました。札幌から道東が対象エリアです。旭川から層雲峡、阿寒湖、釧路まで行きました。絞り込んでやりましたので、単に受身でなくて、こちらが指定して、そこに旅行会社を誘導して行きました。その秋、「道東方面のツアーは良い。」ということで、"紅葉ツアー"を作りました。その5社で、その秋だけで3500人位の集客がありました。それがきっかけです。

その次の年にアジア航空が、イメージキャンペーンで花のシリーズの広告を打たれましたので、それからです。北海道観光連盟さんが言われたことで注目すべき点は、先程の宮崎県観光協会と似ているんですが、民間の皆さんが、98年の10月のミッションの祭、商談会をやりましょうということになりました。ホテルにテーブルを用意しまして、そこで、北海道のホテルの皆さんや、テーマパークの皆さんが来られて、現地の旅行会社と、商談されたわけです。

何か、民間の皆さんと行政、あるいは観光協会、旅行エージェントとの役割分担についてお悩みの所はいらっしゃいますでしょうか。

四国の場合は、どんなお悩みですか。

 

四国観光立県推進協議会

今回、台湾に行きましたが、その時も、一応、業者の方には声はかけたんですが、結局参加がありませんでした。時期的に遅かったというのもあったのですが、外国からのお客さんに来てもらいたいと、強く希望してるホテルとか、いないことはないと思うのですが、香川県で言うとレオマワールドとかです。香川県単独で台湾に行った時は一緒でした。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION