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徳島県

徳島の場合も、香川県と同じように、ウエルカムプラン21の枠組みの中で、関西と連携し、関西の各県と共同で、海外のエージェントを招請したりなどということをやっているのですが、まだまだ行政主導というか、県だけでやっており、それで、観光協会がそれを補助してくれているという状況です。業界の方と直接会って、個人的に話をすると、やはり、これからは外国人の誘致にも力を入れていきたいという意識はあるみたいです。もう1つ、宮崎県の方とか言われてたように、お互いに役割分担をしながら、効果的に取り組むというところまでは、全然至ってません。県の外客誘致の取り組み自体も、明石海峡大橋が去年開通しまして、これからという面があって、他の地域に比べると、若干遅れてる面もありますが、現状としては、行政1人何か踊ってるみたいな感じがあるので、そのあたりを地元の業界の方とか、関係業界をうまく巻き込んでいくのにはどうしたらいいのか行政としても悩んでるというところもあります。地道な意識啓発とか、実際にやって頂ける宿泊施設の方と一緒に、一社でもいいですから、タイアップして、実際に人を呼んでくるというような取り組みも必要なのかなと、思いながら事業はしてるんですけども、不安な点もあり、どうしていけば良いかと思ってます。

 

コーディネーター

興味や関心はあるんだけれども、皆さん業界の方がなかなか。

 

宮崎県

私が、「これからは台湾だ。」と言い始めたのは、平成2年位です。その頃、業界に呼びかけても、全く相手にされませんでした。それで、観光展に一緒に出ましょう、そこで負担金をくださいと言っても、負担金の5万円すらくれない状態でした。そこで、こちらから台湾の情報を提供したりして、「なるほど、こういうことができるのか。」というようなことを理解してもらうには、やはり1年か2年かかったと思います。

それで我々が出展した時に、業界をマークといったようなことから始めました。とにかく、あるホテルに何人かでも来てくれると、もう全然違ってくるのです。その為には、色んなミーティングを何回も開きました。

ホテルなどは、お金にならないとなかなか納得してくれません。台湾に行くだけでも10万円位かかるわけですから、どうしても費用対効果を考えるわけです。

 

秋田県

少しお伺いしたいのですが、行政と民間の役割みたいな話ではなくて、民間の中で、外国人向けには、例えばここですよといったような、役割分担といいますか、そういったものは宮崎県はもう出来あがっているのでしょうか。それとも、その業界全般で、やはり外国人を受け入れなければ、この商売は成り立たないというふうな意識に、今なってきているのでしょうか?

 

 

 

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