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今、台湾で売れている、と申してもしても、年間1万人位ですが、加賀屋ツアーがあります。石川県能登半島の和倉温泉に加賀屋旅館というのがあります。そこへ、ツアー客が5000人から1万人という規模ので来ています。これは一つの注目される商品ですけども、3年位前からやったおられましたが、大阪から入ってきて、京都、金沢、和倉温泉というコースでアルペンルートを通る4泊5日の内容です。割高ですが、台湾で売ってる旅行会社が、高品質の旅行を扱っているところなので、お客さんには、お医者さんとか、弁護士とか、プロフェッショナルなお仕事をお持ちの方が多く、高所得のお客さんがターゲットということらしいです。加賀屋さんにお聞きしますと、日本人のツアー客よりも、単価を高くしてるそうです。ですから、アジアからのツアーは、必ずしも安いとはいえないのです。少し前ですが、会津若松の方でやっている、台湾のツアーなんですけれども、宿泊料金とかは、日本より高いです。片や、今、国内旅行のパッケージツアーを見ますと相当安くなっています。受け入れのホテルや旅館にとっても、もしかして、外国人旅行者は、非常に良いお客さんになっているということが言えるのではないでしょうか。

旅行商品ですが、こちらに、小田急の「Qツアー」のパンフレットを用意しました。新宿から、箱根まで、小田急電鉄が走ってます。そこから、登山鉄道とか、あるいはケーブルカー、ロープウェイで、芦ノ湖や、美術館とか、これは、そういうところをフリーに周れるツアー商品です。外客専門ですが、韓国語と英語と中国語をそろえています。このコースは一方通行なのですが、箱根を色々な交通で周って行くものです。箱根湯本からのロマンスカーが最終の電車に限られてます。それに乗らないと、もうアウトですよということです。そういう自己責任の強い商品です。個人で参加ができるのですが、これが、8月から販売開始して、香港を中心にして、台湾、韓国のお客さんに売れています。

それでは、加賀屋ツアーのパンフレットをお見せします、2年位前のパンフレットなのですけれども、ご参考にして頂きたいと思います。これは台湾で販売されている、ある旅行会社のツアー商品のカタログです。例えば、しまなみ海道が開通しましたけれども、しまなみ海道を使ったパッケージツアーは、実はもう、できてるんです。昨年11月に行い、瀬戸内テーマ地区で、台湾、韓国、香港からエージェントさんを10数社招待されて商談会をやって、そのあと、台湾の旅行社が、ツアー商品を作って、800名位来ています。そういう具体的な効果は、今、上がりつつあります。

 

 

 

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