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東急観光

さきほど、先生がおっしゃった健康だとか、癒しだとかという言葉が、盛んに出てまいりますけれども、ある意味では時間の持てる方が、趣味の段階で、ある程度行動ができる状況になっているはずなんです。実際問題、家の女房なんか、公民館主催のなんとか教室へ行くとかで、女性の間では多分流行っているんであろうというところから考えていきますと、ある程度、ターゲットなり、サークル活動とかそういう面に絞ってPRをしていけば、どこかで活路が見出せるものではないのかなという気がしております。万遍なく全員でとか、全地域とか、あんまり風呂敷きを広げますと、広がる話も、いっそう広がりません。ターゲットという言葉がでて参りましたので、その中で、男性、女性、年齢層、趣味のサークルだとか、このへんの攻め口を絞っていけば、ある程度の活路が、どこかに見出せるような気がしております。

 

コーディネーター

ターゲットというところで、修学旅行ということで、お子さんというか、学生さんというところだったり、外客誘致、外国の方という視点だったり、それから今、女性という、カルチャーセンターの生徒さんになるのですかね、おもしろいお考えだと思います。先ほど、町々、村々で、その産業そのものも違うというお話だったので、各エリア毎に、例えば、ターゲットをこのへんに絞って、こんなふうに、商品開発、そしてPRをされたらという視点に立たれると、もしかしたら、良い結果が得られるかも知れないなと思いました。

 

岡山県

岡山県の方では、今回テーマとしてはあげてないんですが、今の岡山県の観光事業ということで、多少紹介させて頂きたいと思います。今、岡山後楽園は日本3名園の1つということで、各種イベントをやっているわけなんですが、来年度、築堤300年を迎えるということで、来年1年間、色々なイベントを開催する予定でございます。現在は、プレ・イベントということで、能でありますとか色々なものをやってるわけなんですけれど、現在、だんだん、入り込み客が少なくなっておりまして、来年は300年を契機に、是非、そういった庭園を見直して頂いて、もっとお客さんを呼びたいと考えているわけなんです。イベントをやってるにもかかわらず、入り込み客も減少傾向にはあるということで、どのようにPRして良いのか、今、模索中であるという問題を抱えております。

それと、温泉地のイベントというようなテーマがありましたけれど、本県で言いますと、県北の方に美作3湯というのがありまして、以前は、高速道路の充実等により関西からの、団体客等で賑わっていたのですけれど、だんだん減少傾向にあります。これについても、美作3湯命名50周年ということで、来年春に、関西を中心にキャンペーンをやりまして、誘客を計ろうと、今計画しております。具体的には、どのような手法でやるのか、検討中ですので、いいPR方法なり、キャンペーン展開なりあれば、教えて頂ければと思うのですが、そういった観光地もやはり、低迷しているという状況でございます。

あと、産業観光の方面ですが、焼き物で言いますと、備前焼きは、備前市という所がメッカになります。そういった産業、体験観光についても、人気があるということで、色々、PRしてるのですけれど、ぱっとした盛り上がりがないというところです。観光担当部署としては、色々な観光展なり、そういった機会をつうじて、PR活動を取っているわけなんですけれど、なかなか、決め手がないというところでございます。

 

 

 

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