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石川県

石川県もどうしても、県のイベントばかりやっておりまして、歌手を呼んだり、ジャズをやったり、伝統芸能をやったりが、全て連続していない。個々の温泉が、個々に、いわゆるイベントをやっていた。それを今後、どのようにしていくかということの検討をしているんですけども、いつ来ても、どこかで何かが見れる、そういうシュチュエーションを作ろうじゃないかということで、今、検討に入っております。

いわゆる、5月の菖蒲祭りから始まって、11月ぐらいまで祭りは続くのですけども、それを、全て、各温泉でやるんじゃなくて、各温泉が、そのお祭りを見に行けるようなアクセスとか、そを考えて、加賀温泉へ来たら、必ずどこかで、イベント、お祭りがありますので、どうぞいらしてくださいというようなことを、今、考えております。果たして、成功するかどうかは、疑問ですけども、そういう取り組みはやっています。いわゆる、点から面へ、線へのイベントということを、今、石川県では考えております。

 

コーディネーター

先ほどの、ドライブインの時にご指摘を頂いた、例えば、体験イベントによって、最終目的は、宿泊客をふやすことにあるのかも知れないという視点に立ちますと、例えば、宿泊をさせる為に、何か、こう、こんな手を使っていらっしゃるとか、何かございましたら、ご紹介頂きたいのですが。

 

東急観光

宿泊させる為にということに当てはまるかどうかわかりませんけど、先ほどのイベントのお話の中で、本来そこにあるものをメインに考えなさい、または、できれば他にないものがありますかというご指摘がございました。イベントというのは、それにさらに磨きをかけて実施すれば、おのずと人が集まる。集まれば、おのずと人が、宿泊してくれるだろうという論理に、なるのだろうと思います。宿泊客が減少してるという中で、この前の北陸WACの中でも、北陸の温泉地に対してかなり厳しい意見を各人が言っておられました。現在のニーズに、どのように対応していくかという問題が一つあります。先ほどから、団体客から個人客に移行している、個人客の対応、じゃあ、どのようにしたらいいのか。例えば、女性の一人の客は、お断りする、この前の会議では、この件に関しては、女性のパネラーが、けちょんけちょんに言っておりましたけれども、ある意味では、対応、変化が求められているんだろうということが、指摘できます。先ほどの、ドライブインもしかり、体験型の部分もしかりだと思うんです。先ほどの、先生がおっしゃった、本来そこにあって、ここにしかないものというのは、何だろうかということが、一番重要な問題になるんだろうと思います。それに関しては、各地元のですね、住民の方々の協力というのが、かなり必要になってくるはずです。どういうような町作りをしていくかを考えていくのは、必ず住民の協力が必要になってくるはずでございまして、まずは地元の方が参加できるイベントが基本になると思います。そこに、良いものが出来上がってきて、外部から人が集まる。こういう構図が一番手っ取り早くて、土台がしっかりしてくるのかなという、気がしております。

 

 

 

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