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近畿日本ツーリスト

加賀のドライブインに関係した話ですが、70社、70件あるということなんですけども、押し並べて言うと、特色、特徴がほとんどないようなものが多いんじゃないかと思うんです。そういった中で、どういうふうに取り組むのかということも、一つ考えなくてはいけない。

昨年、ちょっと行った、鳥取県の、ふろふき饅頭だと思うのですけど、美味しいお饅頭を作ってる所があって、小さなお店なんですが、なぜかそこは、バスが止まったり、マイカーが止まったりしています。私ども会社と協定はしておりません。たぶん、旅行エージェントと、一切協定してないところなんですけれども、そういう売りがある所は寄るんですよね。ところが、今、全国的にいえるのですけども、これが売りだよというようなものを、きちんとだしたドライブインというのは、そう多くはないのではないでしょうか。加賀温泉の中で、1件、ガラス工芸か何か展示してるところがあります。

私も昨年、寄りましたけど、なかなかおもしろいなあと思いました。ああいう所だったら、寄ってみたいなって気がするんですけども、そうでないと、いわゆるドライブイン、お土産屋というような感じでは、お客さんは逃げていくのかなと思います。

もう1つ、冒頭に書いてありますけれども、旅行形態の変化ということで、団体が減ってきてるのを、平成3年をピークとすると、2割から3割減ったというのは、団体、一般団体がぐっと減ってきておりますので、そういう影響をもろに受けている地区だろうというふうに思います。危ないとか、危険とかおっしゃってましたけども、個人客に対応する必要があると思います。入りやすいようなコンセプトの作り、それから、食事もそうでしょうね。どちらかというと、大型ドライブインというのは、団体を志向していて、一般個人がなかなか、ちょっと食事をしにくいような所もあるような気がします。そこのへんを変える必要もあるのかな。そういう意味でいうと、3県の、ドライブイン協会の70社、旅行形態の変化を含めた、努力、何か売りを作る必要があると思います。

先ほどの先生の話じゃないですけども、魚が本当にどうなのかというお話もありましたけれども、それぞれが何かを作るような努力も、される必要あるのかなという気がします。待つんじゃなくて、自分でやるということを、是非考えて頂きたいなというふうに思っております。

 

コーディネーター

ありがとうございました。

やはり、旅行そのものが、個人化が強まっていますので、ハードにしても、ソフトのサービスにしても、そういったことに対応していく必要があるのではないか。また、それぞれ、差別化ということで、個性を出していく、そのへんの必要性を、今、頂戴しました。

それでは、千葉市の方なにか事例がございましたら、ご紹介頂きたいのですが。

 

 

 

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