日本財団 図書館


石川県

ちょっと補足でございます。我々の方でも、現状認識ということでどのようになっているのかということを、ちょっと議論したことがあるのですけれども、大型ドライブインは、待たせる、うるさい、それと危ない、そういったイメージがどうしても個人客につきまとって、しかも大型ドライブインの集中時間というのが、決まっています。13時くらいを過ぎてしまうと、もう閑散としていると、そういったところの対策等が必要なのかなという気もします。

先ほども言いましたように、輪島に行きますと、輪島塗りとか、キリコとか、そういったものを展示して、お客様を呼ぶ。あるいは、漆工芸の併設美術館を作る、九谷焼の美術館を作ってお客様を呼んで、なおかつ、九谷焼も販売しようというように、非常に多目的にやっているようでございます。しかしながら、いかんせん、こういったふうに泣きついて来るということは、相当悪いと想像できます。また、北陸3県を見てみますと、ピーク時から、ほとんど2割以上、3割まで入り込みが減っているという現状ございます。ピーク時、平成3年頃と比べてみますと、本当に、激減しています。お客様の流動自体も落ちています。そしてまた、高速道路が非常に発達してきましたので、観光バスも個人も移動が、高速道路へ移行しているのではないかと思います。皆さんご承知の通り、サービスエリアヘ入りますと、団体バスがズラーっと並んで、皆トイレ休憩しているという様子をよく見かけます。そういったものに、何とか対抗する、美術館であれば美術館のコンセプトを、どういうふうに持てば良いのかを、議論して頂きたいと思っております。

それともう1つ、石川県も、もうすぐ、能登空港が開設されます。全く熊本県と、同じでございます。過疎地に作る空港でございますので、おそらく乗って行くお客さんはいないんじゃないかと。また、新幹線ができますと、おそらく、能登空港ぐらいは、吹っ飛んでしまうというような危機感もございます。そういったことも含めて、よろしくお願いいたします。

 

コーディネーター

テーマといたしましてはね、ドライブインにしても、空港にしても、主たる目的にはなり得ない素材ではないかと思います。要は、途中で寄る所だったり、交通の手段として使うものだったりという所なので、そういったもので、何か他に、各県の皆様で、そういった主たる目的ではないけれども、それがうまくいっていて、そこに人が集まっていうようなものがあったら、ご紹介を願いたいのですが。

 

石川県

それと、もう1つ。

道の駅というのが、そこらじゅうでつくられてまして、それこそ、公が民を圧迫したんじゃないか、というような話も、おそらくでていると思います。

 

コーディネーター

そういったもので何か成功されてる例とか。何かご示唆頂けるようなこととか。

はい、お願い申し上げます。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION