日本財団 図書館


それからもう1つは、好奇心、向上心というのがあります。もっと色々な知識力であるとか、その地域のことを、もっとよく知りたいとか、そういうことで旅行される方があるということです。そういう欲求があるから、旅行ということにお金を使うわけですが、そういう欲求を呼び覚ましてやるような情報を出していかなきゃいけない。私どもの観光地に来たら、こんなことがあって、こういうことができるんですよと。わざわざ出かけて来るだけの価値がありますよということを伝えていかなきゃいけない。要するに、伝えるからには、何を伝えるかというのが、非常に大切だということです。これが、上の方の、観光地、誘客素材というのをうまく組み合わせて、観光地というものをうまく商品に変えておかないといけない。その商品の機能というのは、のんびりできるとか、親と子の会話がはずむ場所ですとか、そういうことを言っていかなければいけないということです。

基本的に、そういうふうに情報を出していくわけですが、その1つ1つに対して、伝え方というのはたくさんあります。おそらく、今日の分科会でも、色々とそういう手法の問題が出てくると思いますが、下の黒い字で書かれている、枠の一番下に、メディアというのがでています。これはテレビであるとか、ラジオ、新聞、雑誌、いわゆるマスコミ4媒体と言われてますけれども、そういうようなもの。その外にも、色んなものが入ってます。例えば、旅フェアのようなものですと、右側の方のイベントというのと、それから、その下に2つ面談というのがあります。こういう旅フェアというのは、イベントという中に入ってますけれども、いわゆる展示会、見本市というものも、これに入ってくるわけです。これも1つのメディアだということです。そういうものを使って、色々な形でやっていく。これは、伝えるべき内容と、誰に伝えるかと、どういうタイミングで伝えていかなきゃいけないか。そういうものが、混じって、どういうものを使うのが一番良いかということを決めていかなければいけないということです。これだけ色々なものがあります。それから、その上の方にはコミュニケーションの方法というのがありますけれども、色々な形で伝える、伝える道具もたくさんあるし、伝える仕方もたくさんある。ですから、そういう中から、何を誰に伝えるかということを考えながらやっていかなければいけないということです。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION