(ピアノ演奏)
ピアノでドレミファソラシドのシとファを抜いちゃうとこれになるんですよ。ドレミソラドとなでてるだけで、歌になっちゃいますね。このドレミソラド5つしかありません。この5音階を使って曲を作ると中山晋平みたいな曲がなんぼでもできるかも分かりません。この詩にぼくがやってみましょう。
(ピアノ演奏)
この日本の短調と長調の間のこの音階というものが非常に日本人の心にすぐ浸み込み音階なんですね。
(ピアノ演奏)
もう一つ、この『砂山』の本当に恐いのは、これの短調で作った歌ですね。
(ピアノ演奏)
何となく、暗くて恐いでしょう。何かいかにも海の中から魔法使いのお婆さんが出てきて、『食べちゃうぞ』とこういう感じですね。
(ピアノ演奏)
波が押し寄せてくる感じがします。背筋が寒くなります。こんな風景、情景が全く反対で、どっちもヒットした曲というのは、まずこれしか無いんじゃないかと、そんな気がしますね。
情景をはっきりさせるためには編曲という、ぼくの仕事なんですけど、編む曲と書きます。アレンジといいますね。それで、例えば、日本の歌で『早春賦』という曲がありますね。
(ピアノ演奏)
これは3拍子です。3拍子というとワルツ。ワルツといえば、何といっても、ウインナーワルツということで、じゃあ、ウイーンヘ旅してみましょう。『早春賦』が、ウイーンヘ旅に発ちました。
(ピアノ演奏)