ところがいろいろな会議に出ると、例えば、ISOで書いた記事があるがこれが昔の規格で時代遅れになって使えないという場面も何回か経験している。だから私達は、あくまでも産業界の規格を作って、それが時宣を得たものであれば、それをIMOのミーテイングの場に出席して提示してほしい。それがひとつのスタートになるのではないかと考える。
鶏が先か、卵が先かというような議論になるかと思うが、勿論、IMOとは、よく連携をしながら、基本的には、我々ISOがイニシアティブをとって仕事をする、若し産業界がその規格を使えない、或いはどうして使ったら良いかわからない、ということがあっては困ることになる。したがって、産業界からの、SCへの参加を呼びかけたいと言うことです。これが大切なことだと思う。皆様方の中には、政府の代表の方もおられるが、やはり、産業界からの参加或いは、Pメンバー、例えば、コンビナーがSC 4にいないと言うこと、Pメンバーが全部で12ケ国あるわけだから、コンビナーになりたいという国がそういうところから出てきてほしい。
パロマレス氏;
私からも一言いうと。IMOのセクレとしては、例えば、IMOには、法定で強制力のある基準というものがある。もう一つは、これは上下関係にあるという意味ではないが、これを実際に実施できるかどうかというのを産業界の協力を得て実証する必要がある。こういう2つの機能がIMOにはある。
そこで産業界からの反発がある場合もあります。従ってISOがそこで、どのような点でIMOを支援できるかということをはっきりさせれば、両方で競合するというのではなくてお互いに力を合わせることができると思う。
6.3 SC3 Piping and machinery (USA)
(ホプキンス氏報告)
SC 3については、資料N 934のAnnex 3にあるが、それ以降に変更もあるので、いくつか訂正をしたいので資料番号に"Rev.5"をつけている。これが8 N937という資料である。8 N938にはなぜ遅れているかという説明まで加えて新しいターゲットデートを提案している。
ここで皆さん方に考えていただきたいのは、こういうその手順が変わってきたと言うことであります。一つはこういう方法に変わってきたということと、こういう方法で良いのかどうかということを皆様方に紹介したいと思った次第である。
議長;
情報として、皆様方に連絡すると、いろいろな条件が交錯しているわけです。唯私としては、はっきり判っているのは、まずそのスケジュールが私としてははっきり知りたいということ、その能力をそれぞれのSCが判っているかどうかということを知りたい。唯そうは言いながらも、いろいろな資料にその進捗状況が既に報告されている。ところが、TC 8の中で何が行われているかというのは、こう言う資料がTC8のセクレに出てこない限り判らないと言うことである。皆様ご存知ないかもしれないが、私はTMBの議長と直接連絡を取り合っており、TMBのメンバーとも意見交換をしてきている。その中で議題として出てきているのは、覚えておられる方もいるかもしれないが、なるだけ中央事務局の作業をTCの事務局へ分散されたという過去の経過がある。と言うことで、ジュネーブの作業が分散されたわけである。
但しその中で、日程の管理ということが協調され、中央事務局では力を入れてきている。例えば、TCが必要なのか、SCが必要なのかというようなことも含んで、或いはTMBの決議文としてもそのようなことが顔を出すことが多くなっている。