7.10 SC10(Computer applications)
Mr. Fossから、次の報告があった。
・ISO/NP 17894 (General principles for the development and use of programmable electronic systems in marine applications)の審議について、IEC/TC80から合同(coordination group)で作業を行いたい旨の提案があった。
・これに対し議長から、このIEC/TC80の提案はISO/TC80/SC10で始めることがすでに決定しており、遅すぎるとの指摘があった。
・Shipboard loading instrumentsに関して、投票の結果賛成14カ国、作業に参加する国6カ国で、New work item Proposalは承認された。
しかしながら、本件についてはIACSが基準を持っており、規格ができても使用されない恐れがあるとの意見がある。これに対し議長は、このNWIPはIMO link itemであるとともにISOの手続きを経て産業界から支持されているテーマでもあるので、作業を進展させるのはTC 8の義務である旨表明した。
なお、IEC/TC80とISO/TC 8との所掌範囲の違いについては、レイアウト、システム、instruments(これは、ボックスに例えれば、その外側)に関する標準化はISOの所掌であり、それらの電気、電子的な具体的な内容(ボックスの内側)の標準化はIEC/TC80の所掌であるとの説明があった。
・次回のSC10会議は、東京で開催する。
8. ISO/TC8 Documents for information
8.1 Annual Report ISO/TC 8 1998
議長から、TC 8活動に関する情報、資料の一元的な管理の必要性について、次の問題提起があった。
・現在、TC 8活動のStatus of whole range work programを見るとき、内容が似かよっているが、異なった3つのフォーマットの資料が存在する。それらはTC 8 Secretaryが作成した“Annual Report”(N 931)、ISO/CSがISOのMemento等作成のためofficial recordとしてのDocument of ISO/TC 8 Report及びTC 8自らが作成したStatus Report 8 N 1000(Annex of business plan)である。
これらは立場の異なる人が、同じような情報を異なったフォーマットで提供していることになっており、問題点は書かれている内容に不一致、不統一な個所が生じているため見る人に混乱が生じている点である。特に、IMO link itemsのようにIMOとの関係が密接になりつつある現在、関係者に誤解を招くようなことは絶対に避けなければならない。IMO及びTC 8関係者が必要とするのは、一つのDocumentで、正確なStatus of our work programが把握できることである。
この点から議長は、TC 8の唯一の正確なdata baseは、8 N 1000である点を再認識し、このdata baseを確実にmaintenanceする必要性を強調し、新しいTC 8 Secretaryに対し、このdata baseのmaintenanceを確実に行って欲しいとの要請があった。
・Mr.Hopkinsから、8 N 1000にそれぞれのitemのactual stage、target date等の情報を含めるべきであるとの提案があり、議長はlayoutを今後検討することを約束した。
・これらの情報は、TC 8 SecretaryがISO/CS及びTC 8の各SCから集める必要があるとされ、次のRecommendation 122が提出された。