7. Items related to ISO/TC8 Subcommittees
8 AG N 523(資料9参照)に基づいて、各SCの報告があった。主な内容は次のとおりである。
7.1 SC1(Lifesaving and fire protection)
今年始めにロンドンで開催されたWG 2に出席したMr.Dijkから次の報告があった。
・SC 1での審議を円滑に進めるため、造船所からの専門家の参加が少ない点についてWGで問題が提起されている。今後は、1カ国で原案を作成し、広く意見を求める方法を採ることを検討したい。審議の効率化を図るために、CDの回章にWeb siteを利用することができれば経済的にも時間的にも非常に有効である。
・また、Mr.Abramから、「ISO/CSでも、原案の回章にpasswordを使って回章し、メンバーにはcommentsが入れられるようにすることを検討中である。」「又1つ追加情報として、救命用具の関係であるが、色、シンボル、ラベル標識がはいっており、これをWeb siteにのせて回章したい。」との発言があった。
7.2 SC 2(Marine environment protection)
Mr.Himeから報告があった。特にコメントはなかった。
7.3 SC 3(Piping and machinery)
Mr.HopkinsからSC 3について報告があった後、次の議論がなされた。
・SC 3において審議中又は見直し中の規格について規格のタイトルの前に“Ships and Marine technology”を付けることについて、ISO/CSとしてはタイトルが長くなりすぎるとの観点で合意ができていないとの指摘があった。
しかし、TC 8としては、規格のタイトルに“Ships and Marine technology”を付けることをISO/CSに強調した。
・Mr.Hopkinsから、3月に開催されたIMO/DE 42nd会議(オブザーバーとして出席)の出席報告があり、ISOとIMO双方にリンクすると思われる項目(a number of potential new links between IMO and ISO)が提示された。
(参考資料IMO/DE42 0bservations of the ISO Representative:資料10参照)
IMOが強調するthe new IMO/ISO linksの例としては、MARPOL条約関連の実施に関するガイドライン(項目H.Guidelines on prevention of Air Pollution from sea)等がある。これらのリストは8 N 1000にも記載するようTC8Secretaryに要請があった。
Mr.Dijkから、項目I(Safety of ballast water Management)について、デンマークではNational levelで非常に関心があるとの表明があった。
USAの海洋環境に関するNational levelでも関心があり、ASTMで検討を始めている。
議長は、産業界からの規格の必要性について要請があれば、検討すべきであるとの発言があった。
・ポルトガル代表から、用語の規格等のDIS stageのAnnexにポルトガル語版を添付して欲しいとの要請があり、Mr.Schadeに直接連絡することとなった。