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統計グラフでみた世界の中の日本(解説編)

 事業名 統計知識・思想の普及用テキストの開発に関する調査研究
 団体名 全国統計協会連合会 注目度注目度5


人口移動

 

1 世界の各地で増加する外国人労働者

図1

この10年ほどの間に世界の各国で外国人の労働者が増加している。欧米諸国で高齢化が進み、外国からの労働力を受入れる政策をとったためである。永住権の許可は今日でも一般に容易には認められていないが、一時的に働くことを前提に労働力を受入れているのである。

移民によって成立したと考えられるアメリカ、カナダ及びオーストラリアは、他の国とは違って「外国生れの人口」というとらえ方をし、人数も多く、人口全体に占める比率も高い。ヨーロッパ諸国では、人口の大きいドイツ、フランス、イギリス等で外国人労働力を多数受入れており、人口全体に占める比率が5%以上にもなる国もオーストリア、ベルギー等かなりの国にのぼる。

日本における外国人の大多数は在日韓国人であるが、永住権も有しているのが大部分である(参考1)。しかし、日系人の労働や研修目的の労働を許可する等の、日本で働く外国人の数も1990年代に入って増加した。外国人登録によって3か月以上滞在する外国人の数は把握されるが、不法就労も多いとされる。日本の値は法務省で推計されたものである。

各国における労働力人口に占める外国人の割合は表1に示す通りであるが、ほぼ総人口に占める外国人の比率が高い国の値が大きい。この表には永住権を持つ在日韓国人等は含まれていない。

ドイツ等では、一時的な労働力として受入れたにしても、子供が産れたりするとその社会を構成する一員となるため、社会的な摩擦の増大も伝えられる。

 

(資料と注意事項)OECD人口移動報告体制、『1998年国際人口移動の動向』(Trends in International Migration-1998 Edition)

外国人労働者の多いOECD諸国はその実態の把握のために各国の協力の下に『国際労働力移動の動向』という年報を編集し、発行している。外国人の定義はその国の人口登録によるものや人口調査によるものなど一様ではない。アメリカの場合は外国で生れたものが対象となっている。

 

表1 労働力人口に占める外国人の数と比率(1996年)

006-1.gif

 

2 海外に長期滞在する日本人

図2

わが国の経済活動が世界の各地に広がるにつれて、外国で働く日本人も増加し、平成9年10月1日現在で全世界の国々に長期間滞在するものが78万に達している。その状況は『海外在留邦人数調査統計』によって知ることができるが、長期滞在者が最も多いのは18万人強のアメリカであるが、働く場合だけではなく、留学するものも5万5千人ほどいる。中国、シンガポール、タイ等のアジア諸国にも多くの人が働いており、近年は増加傾向にある。

 

(資料と注意事項)『平成10年度海外在留邦人数調査統計』

データは平成9年10月1日現在の値である。

長期滞在者とは3か月以上在留しているものである。

 

3 わが国を訪れる外国人の国籍と訪問目的

図3

年間450万人余もの人々が日本を訪れるが、そのうち340万人は観光や商用目的の短期滞在者である。アジア諸国からは120万人弱が観光目的でわが国を訪れている。最も多いのは中国(台湾)で、73万人弱が訪れている。

 

 

 

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更新日: 2019年5月18日

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