(4) 調査内容
1]自然と生業
およそ大正時代から昭和40年代における生業の概要について把握する。とくに里山の重要な基盤である雑木林の管理については、生態的な認識に基づいた技術の伝承等も含めて実務面における里山管理の実態を調査する。
2]自然と暮らし
里山が人びとの暮らしに利用され、活かされてきた構図を明らかにするため、衣食住、民俗行事、民間信仰、民間医療、娯楽等の面から具体的にどのような植物および動物の利用が図られてきたかを調査する。
3]自然についての民俗知識
里山に暮らす人びとが受け継いできた豊富な民俗知識のなかから、動植物、地形・地名、天文・気象等の自然に関する伝承について調査する。