・市有地であることを活かして、公共性が高く、多くの市民を引きつける上で効果的な施設を導入する。
・これらを総合的に踏まえ、また市内の各種公共施設の整備状況を勘案し、核となる施設として、スポーツに係わる市民の様々な要求に応え、また多様な目的にも利用し得る総合的な体育館を建設する。
(開発のねらいと開発方式)
一方、本市の「第4次5か年計画」においては、21世紀を目指した都市づくりを進めるために「文化、スポーツ等の建設に民間の活力を導入する」との施策目標を掲げており、これを踏まえて市は、同跡地の開発に際しても民間の持つ優れた企画力や資金力、経営ノウハウ等を活用し、公共団体と民間の特性を活かした個性と活力ある施設を建設したいと考えております。
そのため、同跡地には、上記の多目的な利用が可能な総合的な体育館に合わせて、
・機能的にも建築的にも水準が高く、新業務地区の形成、活性化の推進に資する民間の施設
・大規模な建築物が造りだす魅力的な都市空間並びに賑わいのある歩行者等の空間を公民が協力して、一体の計画のもとに複合的な施設として建設することと致しました。
そして、市ではこの複合的な施設を「(仮称)千葉市総合体育館・複合施設」と呼称し、この施設の建設が近傍においても市が期待する地区にふさわしい建築物等の建設を連鎖的に誘発し、新業務地区の形成を先導するものとなることも期待して、計画の立案から施設の建設に至るまで民間の活力を最大限に活用することを意図して、この度、民間の共同企業体等から具体的な事業計画の提案を募集し、優れた計画の立案と事業の実施にふさわしい主体を選定するための提案競技を実施することに致しました。
本市の狙い、意図を十分にお汲み取りの上、この提案競技への多数のご参加をお願いするものであります。
昭和63年2月
千 葉 市