このゾーニングのうち、東折尾地区のまちづくりにおいて中核となる5]の「健康・アミューズメントゾーン」が今回ご紹介するPFI類似事例として整備されるゾーンである。
3 「健康・アミューズメントゾーン」への民間活力導入について
(1) 背景
平成3年ころから、老朽化した皇后崎工場(ごみ焼却工場)の建替えにあたって、ごみ焼却余熱利用による温浴・レジャー施設設置及び地域冷暖房の導入による、地域イメージの向上について、市民から要望があり、市議会でもとりあげられた。さらに、社団法人八幡西区社会福祉協議会によって約20年間運営されてきた老人福祉施設「明老館」が、施設の老朽化などのため閉館されることとなり、その代替となる高齢者も利用できる入浴施設やカラオケなどの高齢者向けレクリエーション施設の設置についても市議会において提案されていた。